みなとノート

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「ZEISS Milvus 2/135 ZF.2」は極上の解像感とボケを味わえるとっておきのレンズ。

「ZEISS Milvus 2/135 ZF.2」というレンズを購入して約半年が経ちました。このレンズの自分の中での立ち位置や使い方というのが確立されてきましたので、このタイミングでブログでレビューという形で紹介したいと思います。一言で言えば、「伝家の宝刀」。そんなレンズです。

なお、今回ご紹介する作例は全て「Lightroom」で現像したものとなりますので、ご了承ください。

極上の解像感とボケを堪能できる。

SNAP

私は単焦点レンズが大好きで、これまでいくつものレンズを手にしてきました。中にはシグマの「50mm F1.4 DG HSM」といった究極の標準レンズと言われるほどに解像力が非常に優れたレンズも使ってきました。

しかしながら、この「ZEISS Milvus 2/135 ZF.2」はそのどれもを凌ぐ解像力があるように感じます。等倍で確認したときのピント合焦部分のシャープさは、自分の写真の腕が上がったと勘違いしてしまいそうになります。

SNAP

動物を撮ればその毛の一本一本までしっかりと描写します。ボケもしっとりと滑らかで、不自然さはありません。シグマの135mmではアウトフォーカス部分が急激にボケていくのとは対照的です。個人的にはこちらのレンズのボケのほうが上品な感じがして好みです。

SNAP

ごちゃごちゃしそうな背景ですが、優しいボケによって上手くまとまっています。色乗りも良いため現像作業をする際にも思ったような色合いを出しやすいように感じます。

近接撮影もお手の物です。

FLOWER

「ZEISS Milvus 2/135 ZF.2」は最短撮影距離が0.8mで、最大撮影倍率が0.25倍とかなり寄れるレンズとなっています。そのため本格的なマクロ撮影とまではいきませんが、ちょっとした近接撮影くらいなら難なくこなすことができます。

最短撮影距離での絞り解放の被写界深度は非常に浅く、ピントが合った部分に容易に視線を集めることができます。

Ajisai

135mmの焦点距離ともなると圧縮効果も存在感のあるものになってきます。花など植物を撮るときには近接撮影能力と相まって面白い写真が撮れるレンズであるように思います。

遠景の被写体を際立たせる。

SNAP

135mmの焦点距離のレンズは、近距離から中距離の被写体に対して圧倒的なボケを得られることが、大きな魅力のひとつとなっています。たしかにこれも大きな魅力ではありますが、表現としては50mmや85mmでも近い表現は可能です。

135mmのF2というレンズが最も輝くのは、遠景の被写体を撮影するときなのではないかと私は思うのです。圧縮効果によって非日常感を演出し、被写体と背景をはっきりと分離させる。まるで絵画のような表現が可能となります。

SNAP

日常の何気ない場面を情緒的なものに変えることができる。このレンズはそんな魔法を使えるマジックアイテムなのです。

ポートレートでは伝家の宝刀となるレンズ。

KAMIKOSU

「ZEISS Milvus 2/135 ZF.2」を手に入れてからというもの、ポートレート撮影でこのレンズなしで撮ることは考えられなくなりました。背景を整理しやすい画角、極上のボケ、ピント合焦部の切れ、まさに究極のポートレートレンズのひとつと言えるでしょう。

KAMIKOSU

50mm以下の焦点距離と異なり、中央から画面端までカタチがそのまま写るのが気持ちいいですね。安心して自由に構図を決めて撮影することができます。

KAMIKOSU

被写体と大きく距離を取る必要はありますので、いわゆる囲み撮影で使用するのは難しいかもしれません。モデルさんと一対一で向き合って撮影をする。そんな撮影スタイルに向いている焦点距離だと思います。

KAMIKOSU

パーソナルスペースに踏み入る必要がないため、初対面のモデルさんとも撮影をやりやすいです。距離が近いとどうしても表情が強張ってしまいがちですからね。かといって会話が出来ないほど遠いわけでもないので、本当にちょうどいい焦点距離だなあと感じます。

Kobe Shinrin Shokubutsu En

背景を遠くに設定すれば、このようにとろとろボケの幻想的なポートレートを撮ることもできます。アングルやポジションを少し変えるだけで印象が大きく変わるのも中望遠レンズの特徴です。体を動かしてベストなポイントを探しましょう。

Portrait

オフカメラストロボを使っての撮影においても、135mmという焦点距離は役に立ちます。画角が狭いのでライトスタンドをフレームに入らないようにすることが容易なのです。光源との距離が近ければ近いほど光は柔らかくなりますので、光源を近くに置けるという意味でライティングの自由度が高くなるというメリットもあります。

買って後悔することはない究極の135mm。

メリット

  • 極上の解像感とボケを味わえる。
  • 所有欲が満たされるデザインと重量。
  • これで撮れなければ自分の腕が悪いと割り切れる。

デメリット

  • 価格が高い。
  • マニュアルフォーカスである。

「ZEISS Milvus 2/135 ZF.2」はこれ以上のものはないと言える究極の135mmのレンズです。マニュアルフォーカスでのピント合わせは、ライブビューを使ったりフォーカスエイド機能を活用すれば意外となんとかなるものです。

これからも楽しくこのレンズで世界を切り取っていきたいと思います。